2021年3月24日水曜日

ナシビン点鼻・点眼液 0.05% 販売中止と代替品

 ナシビン点鼻・点眼液 0.05%が販売中止となるようです。

販売中止のご案内 (佐藤製薬)
https://medinfo-sato.com/update/pdf/200630_nasivin.pdf


経過措置期間
2021年3月31日まで


ナシビン点鼻・点眼液 0.05%は、1961年にドイツのエー・メルク社で開発されたイミダゾリン誘導体である塩酸オキシメタゾリンの 0.05%水溶液です。局所の強い血管収縮作用並びに粘膜の腫脹消退作用があります。鼻粘膜ならびに粘膜の充血抑制作用の機序は特異的に交感神経α受容体を直接刺激することにより生ずる末梢血管収縮作用に基づいています。


ナシビン点鼻・点眼液 0.05%の代替品


ナシビンと同様の局所性血管収縮剤が代替候補になります。

「コールタイジン点鼻液」「トラマゾリン点鼻液0.118%「AFP」 」「プリビナ液0.05%」があります。コールタイジンはステロイドが配合されているのが特徴です。そのため、6歳以上からしか使用できません。


これら医療用の局所性血管収縮剤は点鼻容器に移し替えたものを点鼻します。この「点鼻」は、初めての人には難しく、コツを掴むまでたくさん出すぎたり、鼻の後ろから喉に降りてきたり、扱いにくいです。

その点、一般用医薬品では霧状に噴霧できる点鼻できるスプレータイプのものが選べます。

ナシビンは2011年にスイッチOTCとして『ナシビンMスプレー』を販売しています。