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2020年3月30日月曜日

ベハイド RA 配合錠 販売中止と代替品



ベハイドRA配合錠が販売中止となるようです。

https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/information/pdf/201910behydRAsoldout.pdf

経過措置は2021年3月31日までです。

ベハイドRA配合錠は降圧作用を有するベンチルヒドロクロロチアジドとレセルピンにカルバゾクロムを配合した血圧降下剤です。
ベンチルヒドロクロロチアジドの降圧作用の基本は、腎尿細管における Na+再吸収の抑制です。また、レセルピンの降圧作用は交感神経節後線維などにおけるノルエピネフリンの枯渇によるといわれています。レセルピンとベンチルヒドロクロロチアジドを併用することにより、相乗的な薬理作用の増強を期待しています。さらにレセルピンに起因する胃潰瘍の発生を軽減する目的でカルバゾクロムを併用しています。

1961年6月30日に日本で承認されました。海外ではベンチルヒドロクロロチアジドの単味剤はありますが、レセルピンとカルバゾクロムを配合したものは海外では承認されていません。良いものを合わせ一つにする日本らしい薬剤なのですが、ガラパゴス化してしまい有用なエビデンスもなくよくわからない薬という位置づけです。

今回、配合原薬の調達が困難となったため製造販売を中止することになりました。


ベハイドRA配合錠の代替品

べハイドRAと同じように利尿薬にレセルピンを配合した薬剤は存在しません。
高血圧治療において利尿薬は心不全や尿蛋白陰性のCKD、慢性期の脳血管障害や骨粗鬆症を併存している場合に推奨されます。しかし、レセルピンの降圧効果や安全性については不明なところも多く、積極的な使用は推奨されません。

代替品とあげるとすれば、利尿薬を使った降圧配合薬としてARBとの合剤があります。

あとは、利尿剤だけで様子を見るという方法も考えられます。サイアザイド系利尿薬が選択肢として上がってきます。サイアザイド系利尿薬にはフルイトランやヒドロクロロチアジドがあります。サイアザイド骨格はもたないもののサイアザイド系薬剤と同じく尿細管の遠位部NaCl-共輸送(NCC)を阻害して利尿効果を発する非サイアザイド系薬(サイアザイド類似薬)があります。非サイアザイド系薬剤としてはインダパミド、トリパミド、メフルシド、などが日本では使用されています。

高血圧治療に対する臨床効果に関してはどのサイアザイド系薬剤でも有効性が認められているわけではありません。降圧作用が最も認められているのは日本ではすでに発売が中止されているクロルタリドンです。日本で使用できるサイアザイド系薬剤のエビデンスはよく分かっていません。インダパミド2.5mg/日は脳卒中を合併している高血圧に有用性が示されているくらいです。
また、英国のNICEガイドラインでも降圧利尿薬を使用する場合には、サイアザイド系よりも非サイアザイド系降圧剤を用いることを推奨する声明を発表している点からも、強いて選択するならばインダパミドが代替の候補となるでしょうか。







エリックス点眼液 販売中止と代替品



抗アレルギー点眼剤エリックス点眼液0.25%が販売中止となるようです。

エリックス ® 点眼液0.25% の販売中止についてのご案内(千寿製薬)

経過措置は2020年3月31日まで

エリックス点眼液の有効成分であるアンレキサノクスは抗アレルギー作用を持つアザキサントン誘導体として、生薬の「黄芩(コガネバナの根)」の一成分であるバイカレインが元になっている化合物です。
生薬の成分がもとになっているリード化合物として薬剤師国家試験でも登場する基本的な薬です。

アンレキサノクスはヒスタミン遊離抑制作用及 びロイコトリエン生成抑制作用、 抗ロイコトリエン作用をあわせもち、しかも抗ヒスタミン作用はなく、I型およびⅢ型アレルギー反応を抑制することが認められています。

ただ、抗ヒスタミン作用がないために目のかゆみに対して即効性が期待できず、今ひとつな薬だったのですよね。

アンレキサノクスは錠剤も上市されていましたがすでに販売中止されています。エリックス点眼液の販売中止で日本の医療現場からアンレキサノクスが姿を消してしまうことになりました。
ドラッグ・リポジショニングで新たに注目を浴びることを期待しております。

エリックス点眼液の代替品

抗アレルギー作用を持つ点眼剤には以下があります。

ケミカルメディエータ遊離抑制薬

  • クロモグリク酸ナトリウム (インタール)
  • ペミロラストカリウム (ペミラストン 、アレギサール )
  • アシタザノラスト水和物 (ゼペリン )
  • イブジラスト (アイビナール、ケタス )
  • トラニラスト (トラメラスPF 、リザベン)


抗ヒスタミン薬

  • 塩酸レボカバスチン(リボスチン )
  • フマス酸ケトチフェン(ザジテン )
  • 塩酸オロパタジン(パタノール)
  • エピナスチン塩酸塩(アレジオン)

ノイビタ錠 販売中止と代替品



ビタミンB1誘導体のノイビタ錠が販売中止となるようです。

ノイビタ錠「25」販売中止のご案内(共和クリティケア)

経過措置は未定です。

ノイビタ錠はビタミンB1とチオクト酸の 2 つのビタミンを結合させたビタミンB1誘導体オクトチアミン製剤です。

戦後の食糧難では脚気やなどのビタミン欠乏症が国民病のようになっていました。そういうときに重宝されたのが、経口のビタミン剤です。
しかし、現在の日本で普通に食事を摂っていれば特定のビタミンが欠乏することはまずありません。役目を終えた薬です。


ノイビタ錠の代替品

ビタミンB1誘導体製剤にはノイビタ錠の他に以下の製品があります。

  • フルスルチアミン(アリナミンF)
  • ビスベンチアミン(ベストン)
  • ベンフォチアミン(ベンフォチアミン「トーワ」)
  • セトチアミン塩酸塩(ジセタミン)
  • チアミンジスルフィド(ジアノイナミン)


2012年の(平成24年)の診療報酬改定において、安易にビタミン剤を処方できなくなったことからビタミン剤の処方が大きく減ってきています。需要が減ってきていますし、薬価も安いことから他のメーカーも供給が難しくなってくることが予測されます。


一般用医薬品で生き残るノイビタブランド

医療用では販売中止されますが、ドラッグストアで購入できるビタミン剤のブランドとして『ノイビタ』は存続します。
ただし、医療用のようにビタミンB1単味ではなく、様々なビタミンが配合された製剤である点に注意です。

ノイビタZE(第3類医薬品)

アリステン錠 販売中止と代替品



非サイアザイド系降圧剤「アレステン錠 150mg」が販売中止となるようです。

アレステン錠 150mg 販売中止のご案内(日本新薬)

経過措置は2020年3月31日までです。

アリステン錠は1977年3月に日本で承認されたメチクランを成分とする非サイアザイド系降圧剤(サイアザイド類似薬)です。メチクランは1964年フランスRoussel Uclaf社で合成されたThiochroman誘導体の一つで、チアジド系と類似の作用を持つ利尿降圧薬として見いだされました。

アリステン錠の代替品

アリステン錠は非サイアザイド系降圧剤に分類されます。類薬にはインダパミド(ナトリックス)、トリパミド(ノルモナール)、メフルシド(バイカロン)などがあります。
非サイアザイド系降圧剤は構造式にサイアザイド骨格を持たないけれど、サイアザイド系降圧剤と同様の作用機序で降圧作用を示すと考えられています。

サイアザイド降圧剤と非サイアザイド系降圧剤は,長い間一括りにされ臨床的に大きな違いはないと考えられてきました。しかし近年この二つの薬剤は構造的にも薬理学的にも似て非なるものであることが証明されています。
降圧効果,持続時間そして心血管イベント発症抑制の面からも非サイアザイド系降圧剤の方がサイアザイド系利尿薬よりも優れていることが明らかに示され、かつ英国のNICEガイドラインでも降圧利尿薬を使用する場合には、サイアザイド系よりも非サイアザイド系降圧剤を用いることを推奨する声明を発表しています。

Hypertension in adults: diagnosis and management
NICE guideline [NG136]Published date: August 2019
If starting or changing diuretic treatment for hypertension, offer a thiazide-like diuretic, such as indapamide in preference to a conventional thiazide diuretic such as bendroflumethiazide or hydrochlorothiazide.



カルフェニール販売中止と代替品



関節リウマチ治療剤のカルフェニールが販売中止となるようです。

https://chugai-pharm.jp/content/dam/chugai/product/car/tab/if/doc/car_if.pdf

経過措置期間は2021年 3月31日までの予定です。

カルフェニールとは

カルフェニールの成分であるロベンザリットは、組織障害を示すフリーラジカル、いわゆる生体内活性酸素を捕まえる物質を探していた際に発見された化合物です。その後、基礎実験で T 細胞 subset への作用を介して各種免疫異常を是正する作用が認められました。一方で急性炎症に対する効果や PGE2生合成阻害作用がないことが明らかになりました。

ロベンザリットが臨床応用されたのは1976年のことです。このときはじめて関節リウマチに臨床応用されました。その後、第Ⅲ相二重盲検比較試験で関節リウマチに対するロベンザリットの有効性が確認され1986年3月1日にカルフェニールとして承認されました。

関節リウマチの臨床症状の改善をもたらすとともに血中免疫グロブリン等の諸種免疫パラメーターが改善されることもあり、免疫パラメーターの異常を是正して抗リウマチ作用を発揮する可能性のある薬剤であると考えられていました。


存在意義少なくなったカルフェニール
日本で早期に開発された関節リウマチ治療剤ですが、その後登場してきた薬剤に比べると効果は他の抗リウマチ薬に比して弱く,遅効性であることが目立ちます。
副作用として特に腎障害が問題となります。間質性腎障害が特徴で蛋白尿陰性にもかかわらず、BUNと血清クレアチニンが上昇し放置すれば腎不全に至ることがあるため使いにくい薬です。さらに皮疹、消化器症状も認められ、服薬コンプライアンスも得られにくいです。このように効果が弱い割に重大な副作用が多いことから、あえて本剤を使用する意義は少なく使用頻度は減少してきていました。


カルフェニールの代替品

関節リウマチは、関節滑膜の炎症を主とする慢性の炎症性疾患です。関節炎が進行すると、軟骨・骨の破壊を介して関節機能の低下、ADL(日常の動作)の障害、ひいては生活の質(QOL)の低下が起こってしまいます。また、適切に治療をしないと、様々な合併症により生命予後は健常人より約10年短いといわれています。したがって、発症早期から適切な治療を行わなくては関節予後及び生命予後を改善することはできないのです。このためには早期診断・早期治療が必要不可欠です。カルフェニールが誕生した頃の治療目標は臨床症状の軽減とADLの改善でしたが、治療薬としてメトトレキサート(MTX)と生物学的製剤が登場してから、リウマチ治療のパラダイムシフトが起きました。「寛解」が明確な治療目標へと変わったのです。寛解とは,臨床症状及び徴候の消失した状態と定義されます。
2016年に欧州リウマチ学会 (European League against Rheumatic Diseases, EULAR)によって提唱された「抗リウマチ薬による関節リウマチ治療推奨 」では,
①治療は,医師と患者との共同意思決定に基づく最善の治療でなくてはならない,
②治療法の決定は,疾患活動性の評価のみならず,関節破壊の程度,合併症,安全性などを総合的に勘案して行うことが必要である,
③治療法は費用対効果も考えて行うべきである,
が治療の原則であると記載されています。
欧州リウマチ学会の勧告ではメトトレキサートを第一選択薬に含むべきであるとしています。メトトレキサートが使用できない患者の場合にはスルファサラゾピリンもしくはレフルノミドを含んだ治療を選択すべきである、と推奨しています。

カルフェニールの代替品ですが、メトトレキサートが使用できないために、カルフェニールを選択されていたのですからスルファサラゾピリンのような従来型の抗リウマチ薬が候補としてあげられます。

・イグラチモド
日本で開発された比較的新しい抗リウマチ薬(csDMARD)です。第2相、第3相試験において本剤の臨床効果は有意にプラセボを上回り、サラゾスルファピリジンと同等であることが示されています。注意したいのは肝機能障害の頻度が比較的高いところです。漸増法により肝機能障害出現率が減少するとされるため、用法・用量は最初1日1回25mgを4週間服用し,その後1日2回(50mg)に増量することが勧められています。

・ブシラミン
金チオリンゴ酸ナトリウムやD-ペニシラミンと同等の効果が期待できると言われていました。製品名のネーミングがよいせいなのか日本でよく使用される抗リウマチ薬の一つです。副作用として、消化器症状(食欲不振,悪心,嘔吐,下痢)、皮膚粘膜症状(皮疹,口内炎,味覚障害)、腎障害(蛋白尿,ネフローゼ症候群)は頻度が高いです。頻度は少ないですが間質性肺炎、骨髄障害(白血球減少症・血小板減少症)、肝機能障害、爪の黄染・肥厚が認められます。比較的早期で症状と炎症反応が中等度以上の症例が適応と考えられています。

・サラゾスルファピリジン
関節リウマチにおける有用性が多くの無作為対照試験およびメタ分析で確認されている薬剤です。特に早期で比較的軽症の関節リウマチでの有用性が強調されています。効果の強さはヒドロキシクロロキンに優り、金チオリンゴ酸ナトリウムやD-ペニシラミンとほぼ同等とされていますがD-ペニシラミンにみられるような重篤な副作用は少ないです。効果発現は1~2カ月とより速やかです。副作用には胃腸障害が多いですが皮疹、肝機能障害、白血球減少が起こることがあります。少量投与(0.5g/日)から開始して漸増すると副作用発現を減少できるとされています。速効性が特徴であると考えられていて、比較的早期で軽症~中等症の関節リウマチに推奨されます。



2020年3月18日水曜日

2020年度診療報酬改定 調剤報酬点数表に規定する特定保険医療材料及びその材料価格



令和2年度保険医療材料制度改革の概要
2020年度診療報酬改定における「調剤報酬点数表に規定する特定保険医療材料及びその材料価格」、すなわち、院外処方箋で出すことのできる特定保険医療材料についていくつか変更点をみていきたいと思います。

2020年度改定ではダイアライザーの機能区分が変更されました。
2019年度までは、構造、膜面積及び透析能により、Ⅰa型(2区分)、Ⅰb型(2区分)、Ⅱa型(2区分)、Ⅱb型(2区分)、S型(2区分)及び特定積層型(1区分)の合計11区分に区分されていましたが、2020年度改定では膜面積による区分の合理化が図られ、構造及び透析能により、Ⅰa 型、Ⅰb 型、Ⅱa 型、Ⅱb 型、S型及び特定積層型の合計6区分に分けられることになりました。なお、価格も見直されています。


また、『携帯型ディスポーザブル注入ポンプ』『在宅寝たきり患者処置用気管切開後留置用チューブ』『在宅寝たきり患者処置用膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル』
の材料価格が改定されました。
『携帯型ディスポーザブル注入ポンプ』の(1)化学療法用、(2)標準型、(3)PCA型がそれぞれ60円、30円、130円ダウンしました。
『在宅寝たきり患者処置用気管切開後留置用チューブ』は一般型のカフなし気管切開チューブが20円ダウン、)輪状甲状膜切開チューブは90円ダウンしました。
『在宅寝たきり患者処置用膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル』は2管一般(Ⅱ)の①標準型が13円ダウン、(4)特定(Ⅰ)が15円ダウンしました。



 特定保険医療材料名

材料価(円)

前年度比(円)

インスリン製剤等注射用ディスポーザブル注射器

17

0

ホルモン製剤等注射用ディスポーザブル注射器

11

0

腹膜透析液交換セット

(1)交換キット

554

0

(2)回路

 ①Yセット

884

0

 ②APDセット

5,470

0

 ③IPDセット

1,040

0

在宅中心静脈栄養用輸液セット

(1)本体

1,520

0

(2)付属品

 ①フーバー針

419

0

 ②輸液バッグ

414

0

在宅寝たきり患者処置用栄養用ディスポーザブルカテーテル
(1)経鼻用

 ①一般用

183

0

 ②乳幼児用

  ア 一般型

94

0

  イ 非DEHP型

147

0

 ③経腸栄養用

1,630

0

 ④特殊型

2,110

0

(2)腸瘻用

3,880

0

万年筆型注入器用注射針

(1)標準型

17

0

(2)超微細型

18

0

携帯型ディスポーザブル注入ポンプ

(1)化学療法用

3,240

-60

(2)標準型

3,150

-30

(3)PCA型

4,330

-130

在宅寝たきり患者処置用気管切開後留置用チューブ

(1)一般型

 ①カフ付き気管切開チューブ

  ア カフ上部吸引機能あり

   ⅰ 一重管

4,190

0

   ⅱ 二重管

5,790

-50

  イ カフ上部吸引機能なし

   ⅰ 一重管

3,800

0

   ⅱ 二重管

6,140

0

 ②カフなし気管切開チューブ

4,080

-20

(2)輪状甲状膜切開チューブ

3,510

-90

(3)保持用気管切開チューブ

6,180

0

在宅寝たきり患者処置用膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル

(1)2管一般(Ⅰ)

233

0

(2)2管一般(Ⅱ)

 ①標準型

561

-13

 ②閉鎖式導尿システム

645

0

(3)2管一般(Ⅲ)

 ①標準型

1,650

0

 ②閉鎖式導尿システム

1,720

0

(4)特定(Ⅰ)

741

-15

(5)特定(Ⅱ)

2,090

0

在宅血液透析用特定保険医療材料(回路を含む。)

(1)ダイアライザー

 ①Ⅰa型(膜面積1.5m2未満)

-

-

 ①Ⅰa型(膜面積1.5m2以上)

1,500

0

 ③Ⅰb型(膜面積1.5m2未満)

-

-

 ②Ⅰb型(膜面積1.5m2以上)

1,500

-20

 ⑤Ⅱa型(膜面積1.5m2未満)

-

-

 ③Ⅱa型(膜面積1.5m2以上)

1,490

0

 ⑦Ⅱb型(膜面積1.5m2未満)

-

-

 ④Ⅱb型(膜面積1.5m2以上)

1,570

-10

 ⑨S型(膜面積1.5m2未満)

-

-

 ⑤S型(膜面積1.5m2以上)

1,620

0

 ⑥特定積層型

5,700

0

(2)吸着型血液浄化器(β2-ミクログロブリン除去用)

21,700

-300

皮膚欠損用創傷被覆材

(1)真皮に至る創傷用(1cm2当たり)

6

0

(2)皮下組織に至る創傷用①標準型(1cm2当たり)

10

0

(2)皮下組織に至る創傷用②異形型(1g当たり)

35

0

(3)筋・骨に至る創傷用(1cm2当たり)

25

0

非固着性シリコンガーゼ

(1)広範囲熱傷用

1,080

0

(2)平坦部位用

142

0

(3)凹凸部位用

309

0

水循環回路セット

1,100,000

0



参考:
特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部を改正する件(告示) "令和2年厚生労働省告示第61号"
特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について(通知)"令和2年3月5日保医発0305第9号"
特定保険医療材料の定義について(通知)"令和2年3月5日保医発0305第12号"









2020年3月13日金曜日

2020年度診療報酬改定 退院時薬剤情報連携加算【退院時薬剤情報管理指導料】



2020年度診療報酬改定において、ポリファーマシーに対する方策として退院時薬剤情報管理指導料に退院時薬剤情報連携加算が新設されました。



薬を何種類も服用しなくてはならない状態の中で、害をなすものを特にポリファーマシーと呼びます。ポリファーマシーは、単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連した薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬アドヒアランス低下等の問題につながる状態のことです。

ポリファーマシー解消のために病院では入院時に服用薬剤の中止や変更を行っています。退院時薬剤情報連携加算は、入院時に行ったポリファーマシー解消のための減薬の情報を退院時に調剤薬局へ文書で提供した際に算定できるものです。

退院時薬剤情報連携加算を算定するには、入院前の処方の内容に変更又は中止の見直しが必要です。そして患者又はその家族等の同意を得て、退院時に見直しの理由や見直し後の患者の状態等を保険薬局に対して文書で情報提供を行った場合に、退院の日に1回に限り60点を算定できます。
なお、患者1人につき複数の保険薬局に対し情報提供を行った場合においても、1回のみの算定です。
情報提供する調剤薬局は患者又はその家族に選んでもらいます。
文書は患者もしくはその家族等又は保険薬局に交付します。交付した文書の写しを診療録等に添付する必要があります。
作成する文書は日本病院薬剤師会作成の「薬剤管理サマリー」を参考にすると良いでしょう。

本来であれば処方をする退院後のかかりつけ医への情報提供が評価されてもよいのですが、そうではなく、調剤薬局への情報提供が評価されているのは病院と診療所の橋渡しを行い、調剤薬局の薬剤師が地域における継続的な薬学的管理指導を発揮することを期待されているのかもしれません。

2020.07追記
地域医療連携のためのツールとして、お薬手帳や施設間情報連絡書(薬剤管理サマリー)、服薬情報提供文書(トレーシングレポート)を活用する方法は2020年4月23日に病院薬剤師会が公表した、「地域医療連携の手引き(Ver.1)」が参考になります。
「地域医療連携の手引き(Ver.1)」は医療機関の薬剤師が、薬局薬剤師や他施設の医療従事者との情報共有を図ることを主な目的とした手引です。


[医科点数表]
B014 退院時薬剤情報管理指導料
注1
保険医療機関が、患者の入院時に当該患者が服薬中の医薬品等について確認するとともに、当該患者に対して入院中に使用した主な薬剤の名称(副作用が発現した場合については、当該副作用の概要、講じた措置等を含む。)に関して当該患者の手帳に記載した上で、退院に際して当該患者又はその家族等に対して、退院後の薬剤の服用等に関する必要な指導を行った場合に、退院の日に1回に限り算定する。この場合において、同一日に、区分番号B005に掲げる退院時共同指導料2(注1の規定により、入院中の保険医療機関の薬剤師が指導等を行った場合に限る。)は、別に算定できない。

(退院時薬剤情報連携加算)
注2
保険医療機関が、入院前の内服薬の変更をした患者又は服用を中止した患者について、保険薬局に対して、当該患者又はその家族等の同意を得て、その理由や変更又は中止後の当該患者の状況を文書により提供した場合に、退院時薬剤情報連携加算として、60点を所定点数に加算する。


[留意事項 保医発0305第1号]
B014 退院時薬剤情報管理指導料
(1) 退院時薬剤情報管理指導料は、医薬品の副作用や相互作用、重複投薬を防止するため、患者の入院時に、必要に応じ保険薬局に照会するなどして薬剤服用歴や患者が持参した医薬品等(医薬部外品及びいわゆる健康食品等を含む。)を確認するとともに、入院中に使用した主な薬剤の名称等について、患者の薬剤服用歴が経時的に管理できる手帳(区分番号「B011-3」薬剤情報提供料の(2)に掲げる手帳をいう。以下同じ。)に記載した上で、患者の退院に際して当該患者又はその家族等に対して、退院後の薬剤の服用等に関する必要な指導を行った場合に、退院の日に1回に限り算定する。
なお、ここでいう退院とは、第1章第2部通則5に規定する入院期間が通算される入院における退院のことをいい、入院期間が通算される再入院に係る退院日には算定できない。
(2) 入院時に、医薬品の服用状況及び薬剤服用歴を手帳等により確認するとともに、患者が、医薬品等を持参している場合には、当該医薬品等について実際に確認し、その名称等及び確認した結果の要点を診療録等に記載する。
(3) 入院中に使用した薬剤のうち、どの薬剤について手帳に記載するかは、患者の病態や使用する薬剤の種類によるが、少なくとも、退院直前(概ね退院前1週間以内)に使用した薬剤及び入院中に副作用が発現した薬剤については記載する。副作用が発現した薬剤については、投与量、当該副作用の概要、投与継続の有無を含む講じた措置、転帰等について記載する。
(4) 患者の退院に際して、当該患者又はその家族等に、退院後の薬剤の服用等に関する必要な指導(保険医療機関を受診する際や保険薬局に処方箋を提出する際に、手帳を提示する旨の指導を含む。)を行うとともに、退院後の療養を担う保険医療機関での投薬又は保険薬局での調剤に必要な服薬の状況及び投薬上の工夫に関する情報について、手帳に記載すること。
なお、指導の要点についても、分かりやすく手帳に記載し、必要に応じて退院時の処方に係る薬剤の情報を文書で提供すること。
なお、退院後、在宅療養を必要とする患者であって、手帳にかかりつけ薬剤師の氏名が記載されている場合は、退院後の薬学的管理及び指導に関しかかりつけ薬剤師への相談を促すよう努めること。
また、入院時に当該患者が持参した医薬品の服用状況等について保険薬局から提供を受けた場合には、患者の退院に際して、患者の同意を得たうえで、当該保険薬局に対して当該患者の入院中の使用薬剤や服薬の状況等について情報提供すること。
(5) 手帳を所有している患者については、原則として、退院時までに家族等に持参してもらうこととするが、持参できない場合には、必要な情報が記載された簡潔な文書(シール等)を交付し、所有している手帳に添付するよう、患者に対して指導を行った場合又は新たに手帳を発行した場合でも算定できる。
(6) 退院時薬剤情報管理指導料を算定した場合は、薬剤情報を提供した旨及び提供した情報並びに指導した内容の要点を診療録等に記載する。
なお、区分番号「B008」薬剤管理指導料を算定している患者の場合にあっては、薬剤管理指導記録に記載することで差し支えない。
(7) 「注2」に規定する退院時薬剤情報連携加算は、地域における継続的な薬学的管理指導を支援するため、保険医療機関から保険薬局に対して、患者の入院前の処方薬の変更又は中止に関する情報や変更又は中止後の患者の状態等に関する情報を提供することを評価するものである。
(8) 「注2」に規定する退院時薬剤情報連携加算は、退院時薬剤情報管理指導料の算定対象となる患者であって、入院前の処方の内容に変更又は中止の見直しがあったものに対して、患者又はその家族等の同意を得て、退院時に見直しの理由や見直し後の患者の状態等を、患者又はその家族等の選択する保険薬局に対して、文書で情報提供を行った場合に、退院の日に1回に限り算定する。なお、患者1人につき複数の保険薬局に対し情報提供を行った場合においても、1回のみの算定とする。
(9) 保険薬局への情報提供に当たっては、「薬剤管理サマリー」(日本病院薬剤師会)等の様式を参照して情報提供文書を作成し、当該文書を患者若しくはその家族等又は保険薬局に交付する。この場合において交付した文書の写しを診療録等に添付する。
(10) 死亡退院の場合は算定できない。

2020年度診療報酬改定 婦人科特定疾患治療管理料【特定疾患治療管理料】



2020年度診療報酬改定において、器質性月経困難症を有する患者に対しホルモン剤を投与する場合、婦人科医又は産婦人科医が、治療計画を作成し、継続的な医学管理を行った場合の評価として婦人科特定疾患治療管理料が新設されました。

ホルモン剤を投与されている器質性月経困難症と診断されている患者に、適切な研修を受けた常勤の婦人科の専門医が計画的に患者さん同意を得て、治療計画を作成し病気に関する管理・指導を行い、診療録にその内容を記録として残した場合に算定できます。

治療計画」については患者への交付並びに診療録保管用の診療計画書の1例を日本産科婦人科学会が示しています。
日本産科婦人科学会
ただし、算定するには必要な研修を受けた婦人科の常勤の医師がいることを厚生局へ届け出る必要があります。
しかし、この研修については該当するものが存在しません。日本産科婦人科学会および日本産婦人科医会が、算定要件を満たす適切な研修を制作されるようです。(2020年9月30日までには受講できるようになる予定)
それまでの間は暫定期間として、施設基準の届出用紙に受講予定者を記入したうえで厚生局に届出をし、他の基準を満たしていれば算定可能となります。

疑義解釈資料の送付について(その1)厚生労働省保険局医療課 事務連絡令和2年3月31日
【婦人科特定疾患治療管理料】
問 70 区分番号「B001」の「30」婦人科特定疾患治療管理料の施設基準について、
1 器質性月経困難症の治療に係る適切な研修とは何を指すのか。
2 施設基準通知において、「(1)に掲げる医師は、器質性月経困難症の治療に係る適切な研修を修了していること。ただし、研修を受講していない場合にあっては、令和2年9月30日までに受講予定であれば、差し支えないものとする。」とあるが、受講予定で届出た場合は、令和2年9月30日までに再届出が必要か。

(答)それぞれ以下のとおり。
1 現時点では、以下のいずれかの研修である。
① 日本産科婦人科学会の主催する器質性月経困難症に対する適正なホルモン療法等に係る研修
② 日本産婦人科医会の主催する器質性月経困難症に対する適正なホルモン療法等に係る研修
2 必要。なお、施設基準を満たさなくなった場合は、速やかに届出を取り下げること。


B001 特定疾患治療管理料
30 婦人科特定疾患治療管理料 250点

注1  別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、入院中の患者以外の器質性月経困難症の患者であって、ホルモン剤(器質性月経困難症に対して投与されたものに限る。)を投与している患者に対して、婦人科又は産婦人科を担当する医師が、患者の同意を得て、計画的な医学管理を継続して行い、かつ、療養上必要な指導を行った場合に、3月に1回に限り算定する。

注2  区分番号A000に掲げる初診料を算定する初診の日に行った指導又は当該初診の日の同月内に行った指導の費用は、初診料に含まれるものとする。


女性特有の疾患である「月経障害」「月経困難症」「子宮内膜症」などについて、多くの女性が「症状はあるが、それほど重大な病気ではない」と考え、医療機関受診を先延ばしにしている実態があります。

しかし、こうした受診先延ばしによる病気の放置が「月経困難症」から「子宮内膜症」へ、「子宮内膜症」から「子宮内膜がんなどの続発性疾患」へと症状が進んでいくことも分かっており早期発見・早期治療・重症化予防の重要性が叫ばれています。

こうした状況を踏まえ「月経困難症や子宮内膜症等の継続的・定期的な医学管理を行った場合の評価」として婦人科特定疾患治療管理料が新設されました。


月経困難症には、機能性と器質性があり、機能性は若年者に、器質性は30歳以上に起こりやすく加齢と共に悪化しやすいとされています。器質性月経困難症の原因疾患には、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮腺筋症などがあります。

参考:
産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2017(公益社団法人 日本産科婦人科学会)
http://www.jsog.or.jp/modules/about/index.php?content_id=16

[留意事項 保医発0305第1号
30 婦人科特定疾患治療管理料
(1) 婦人科又は産婦人科を標榜する保険医療機関において、入院中の患者以外の器質性月経困難症の患者であって、ホルモン剤(器質性月経困難症に対して投与されたものに限る。)を投与しているものに対して、婦人科又は産婦人科を担当する医師が、患者の同意を得て、計画的な医学管理を継続して行い、かつ、療養上必要な指導を行った場合に、3月に1回に限り算定すること。
(2) 治療計画を作成し、患者に説明して同意を得るとともに、毎回の指導内容の要点を診療録に記載すること。なお、治療計画の策定に当たっては、患者の病態、社会的要因、薬物療法の副作用や合併症のリスク等を考慮すること。
(3) 治療に当たっては、関連学会等から示されているガイドラインを踏まえ、薬物療法等の治療方針について適切に検討すること。

[施設基準:告示第59号]
(18)婦人科特定疾患治療管理料の施設基準
イ 婦人科又は産婦人科を標榜する保険医療機関であること。
ロ 当該保険医療機関内に婦人科疾患の診療を行うにつき十分な経験を有する医師が配置されていること。

[施設基準の留意事項 保医発0305第3号]
第4の9 婦人科特定疾患治療管理料
1  婦人科特定疾患治療管理料に関する施設基準
(1) 当該保険医療機関内に婦人科疾患の診療を行うにつき十分な経験を有する常勤の医師が1名以上配置されていること。
(2) (1)に掲げる医師は、器質性月経困難症の治療に係る適切な研修を修了していること。
ただし、研修を受講していない場合にあっては、令和2年9月 30 日までに受講予定であれば、差し支えないものとする。
なお、ここでいう適切な研修とは次のものをいうこと。
ア 国又は医療関係団体等が主催する研修であること。
イ 器質性月経困難症の病態、診断、治療及び予防の内容が含まれるものであること。
ウ 通算して6時間以上のものであること。
2  届出に関する事項
婦人科特定疾患治療管理料の施設基準に係る届出は、様式5の 10 を用いること。
様式5の 10
婦人科特定疾患治療管理料の施設基準に係る届出書添付書類
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000615889.pdf#page=133


月経障害、月経困難症、子宮内膜症等の疫学について

婦人科に行くべきときに行かなかった理由は?

月経困難症の治療継続は難しい

月経困難症、器質性月経困難症の原因疾患の特徴、検査、治療管理等の詳細

子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症等の介入・治療イメージ

月経困難症は子宮頸がん発症のリスク


2020年3月11日水曜日

2020年4月から新たに診療報酬において加算等の算定対象となる後発医薬品




2020年度の薬価改定で、
後発医薬品の数量シェア(置換え率)の計算に関係する分類が前年度から変更となった品目についてまとめてみました。

2020年4月から新たに加算等の算定対象となる後発品に該当するもの(分類3)

エチコール(ニワトリ印消毒用アルコール)
ステイセーフバランス 1/1.5 腹膜透析液
ステイセーフバランス 1/2.5 腹膜透析液

2020年4月から新たに後発医薬品のある先発医薬品に新たに該当するもの(分類2)

パルミコート吸入液0.25mg
パルミコート吸入液0.5mg
ダイアニール-N PD-4 1.5腹膜透析液
ダイアニール-N PD-4 2.5腹膜透析液
アクトネル錠75mg
ベネット錠75mg
ファンガード点滴用50mg
ファンガード点滴用75mg

2020年4月から後発医薬品と同額又は薬価が低い先発品に該当するもの(☆)

これらは、数量シェアの計算式から除かれます。
ミニトロテープ27mg
スローケー錠600mg
セフメタゾン静注用0.5g
セフメタゾン静注用1g
オムニパーク300注シリンジ50mL
オムニパーク350注50mL
プロスコープ370注シリンジ100mL

2020年4月から先発医薬品と同額又は薬価が高い後発品に該当するもの(★)

これらは、数量シェアの計算式から除かれます。
メキシレチン塩酸塩錠100mg「KCC」
プロスタット錠25mg
ロンステロン錠25mg
リトドリン塩酸塩錠5mg「あすか」
アルファカルシドールカプセル3.0μg「あすか」
カルデミン錠0.25μg
カルデミンカプセル0.5μg
イオパーク350注50mL
イオベリン350注50mL
イオプロミド370注シリンジ100mL「FRI」

統一名収載:塩化カリウム600mg徐放錠

  • ケーサプライ錠600mg

統一名収載:セフメタゾールナトリウム500mg静注用   

  • セフメタゾールNa静注用0.5g「NP」
  • セフメタゾールナトリウム静注用0.5g「日医工」
  • セフメタゾールNa静注用0.5g「テバ」

統一名収載:セフメタゾールナトリウム1g静注用 

  • セフメタゾールNa静注用1g「NP」
  • セフメタゾールナトリウム静注用1g「日医工」
  • セフメタゾールNa静注用1g「テバ」

統一名収載: イオヘキソール(300)50mLキット

  • イオパーク300注シリンジ50mL
  • イオソール注300シリンジ50mL
  • イオヘキソール300注シリンジ50mL「HK」
  • イオベリン300注シリンジ50mL


2020年4月から後発医薬品のない先発医薬品となるもの(分類1)

これらは、数量シェアの計算式から除かれます。
ヒアレインミニ点眼液0.1%
ヒアレインミニ点眼液0.3%
プロスタールL錠50mg
ボレースプレー1%
メンタックススプレー1%
ラミシール外用スプレー1%

基礎的医薬品の対象から外れたため
エコリシン眼軟膏
チノカプセル125
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:10,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アスペルギルス1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アルテルナリア1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:10,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:100,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:1,000,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」キヌ1:10
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」クラドスポリウム1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ソバ粉1:10
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ソバ粉1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:10,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ペニシリウム1:1,000
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ホウレン草花粉1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:10
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:100
治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:1,000
治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉200JAU/mL
治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉2,000JAU/mL
アザクタム注射用0.5g
アザクタム注射用1g

統一名収載から銘柄別収載に変更されたため
セフォタックス注射用0.5g
セフォタックス注射用1g
クラフォラン注射用0.5g
クラフォラン注射用1g

2020年3月7日土曜日

2020年4月から新たに基礎的医薬品の対象となる品目



薬価基準改定の概要(厚生労働省)

基礎的医薬品とは
収載から時間がかなり経過し、薬価も下がりすぎて採算が取れず市場撤退が考えられるもので、薬価を維持することで下支えされている医薬品群のことです。

参考:基礎的医薬品とは
https://www.ygken.com/2016/09/blog-post_18.html

平成28年度改定から導入され、今年度改定においても引き続き採用されています。
基礎的医薬品対象品目リスト(令和2年4月1日~)
https://www.mhlw.go.jp/topics/2020/04/dl/tp2020_kiso_list.pdf


基礎的医薬品は変更調剤できるのか


基礎的医薬品は診療報酬上の後発品でも先発品でもないもになります。
すなわち、基礎的医薬品の対象となった品目は後発品数量シェアの計算式から除外されます。

では、後発品への変更調剤については可能なのでしょうか。
これについては、疑義解釈が出されています。
基礎的医薬品の対象となった製品について、基礎的医薬品に指定される以前に診療報酬上の後発品であったために変更調剤が認められていた品目は従来と同様に変更調剤を行うことが可能との見解が示されています。
疑義解釈資料の送付について(その7) 事務連絡2018.5.25
疑義解釈資料の送付について(その4) 事務連絡2016.9.15





2020年診療報酬改定における「基礎的医薬品」等の対象品目のうち、対象となる以前に「診療報酬における加算等の算定対象となる後発医薬品」の区分であったものの一覧が厚生労働省の「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について」のページに掲載されています。

後発医薬品と同様に変更調剤が認められる基礎的医薬品等の一覧(厚生労働省)


2020年4月から新たに基礎的医薬品の対象となった品目


2020年4月から新たに基礎的医薬品の対象となる品目を調べてみました。


  • ロメフロン点眼
  • ゲンタシン軟膏
  • メイアクトMS
  • ヴィーンF輸液

など

が、該当していました。

2020年4月から基礎的医薬品の対象となる品目


成分名

品名

各先発医薬品における後発医薬品の有無及び後発医品
トブラマイシン トブラシン点眼液0.3%
1
塩酸ロメフロキサシン ロメフロン点眼液0.3%
1
塩酸ロメフロキサシン ロメフロンミニムス眼科耳科用液0.3% 1
クロラムフェニコール・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム オフサロン点眼液 3
クロラムフェニコール・コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム コリナコール点眼液 3
塩酸ロメフロキサシン ロメフロン耳科用液0.3% 1
コレスチラミン クエストラン粉末44.4% 1
グリセリン グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30 3
グリセリン グリセリン浣腸「ヤマゼン」 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「ムネ」30mL 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「マイラン」 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン グリセリン浣腸「オヲタ」60 3
グリセリン グリセリン浣腸「ヤマゼン」 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「マイラン」 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「ムネ」60mL 3
グリセリン グリセリン浣腸「オヲタ」120 3
グリセリン グリセリン浣腸「ヤマゼン」 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「マイラン」 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「ムネ」120mL 3
グリセリン グリセリン浣腸「オヲタ」150 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「マイラン」 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
グリセリン グリセリン浣腸液50%「ムネ」150mL 3
グリセリン ケンエーG浣腸液50% 3
ヨウ素 プレポダインスクラブ0.75% 3
ヨウ素 プレポダインソリューション1% 3
ヨウ素 プレポダインフィールド1% 3
イソプロパノール 50%消毒用イソプロパノール「ニッコー」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液50%「タイセイ」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液50%「ヨシダ」 3
イソプロパノール イソプロ消毒液50%「NP」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液50%「ニプロ」 3
イソプロパノール 70%消毒用イソプロパノール「ニッコー」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液70%「タイセイ」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液70%「ヨシダ」 3
イソプロパノール イソプロ消毒液70%「NP」 3
イソプロパノール イソプロパノール消毒液70%「ニプロ」 3
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタシン軟膏0.1% 2
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「F」 3
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタシンクリーム0.1% 2
総合アミノ酸製剤 アミユー配合顆粒 1
高カロリー輸液用総合アミノ酸製剤 モリプロンF輸液 1
高カロリー輸液用総合アミノ酸製剤 アミニック輸液 1
高カロリー輸液用総合アミノ酸製剤 アミゼットB輸液 1
経腸成分栄養剤 ツインラインNF配合経腸用液 1
ダイズ油 イントラリポス輸液10% 3
ダイズ油 イントラリポス輸液20% 3
ダイズ油 イントラリポス輸液20% 3
ダイズ油 イントラリポス輸液20% 3
開始液 リプラス1号輸液 3
開始液 リプラス1号輸液 3
開始液 リプラス1号輸液 3
開始液 ソルデム1輸液 3
開始液 YDソリタ-T1号輸液 3
開始液 リプラス1号輸液 3
開始液 ソルデム1輸液 3
開始液 YDソリタ-T1号輸液 3
維持液 ハルトマン-G3号輸液 3
維持液 ヒシナルク3号輸液 3
維持液 ソルデム3A輸液 3
維持液 ユエキンキープ輸液 3
維持液 YDソリタ-T3号輸液 3
維持液 ヒシナルク3号輸液 3
維持液 ソルデム3A輸液 3
維持液 ハルトマン-G3号輸液 3
維持液 ユエキンキープ輸液 3
維持液 YDソリタ-T3号輸液 3
維持液 ソルデム3A輸液 3
維持液 ソルデム3AG輸液 3
維持液 YDソリタ-T3号G輸液 3
維持液 ソルデム3AG輸液 3
維持液 YDソリタ-T3号G輸液 3
脱水補給液 ソルデム2輸液 3
脱水補給液 ソルデム2輸液 3
酢酸維持液 ペンライブ注
酢酸維持液 アクチット輸液
酢酸維持液 ペンライブ注 3
酢酸維持液 エスロンB注
酢酸維持液 ペンライブ注
酢酸維持液 アクチット輸液
酢酸維持液 ペンライブ注
酢酸維持液 ソルマルト輸液
酢酸維持液 アクマルト輸液
酢酸維持液 アクチット輸液
酢酸維持液 エスロンB注
酢酸維持液 ペンライブ注
酢酸維持液 ソルマルト輸液
酢酸維持液 アクマルト輸液
酢酸維持液 アクチット輸液
酢酸維持液 ペンライブ注 3
酢酸リンゲル ソリューゲンF注 3
酢酸リンゲル ヴィーンF輸液 2
酢酸リンゲル ソルアセトF輸液 3
酢酸リンゲル ヴィーンF輸液 2
酢酸リンゲル リナセートF輸液 3
酢酸リンゲル ソルアセトF輸液 3
維持液(複合糖加) トリフリード輸液 1
維持液(複合糖加) トリフリード輸液 1
人工透析液 AK-ソリタ透析剤・DP 1
人工透析液 AK-ソリタ透析剤・FP 1
人工透析液 AK-ソリタ透析剤・DL 1
人工透析液 AK-ソリタ透析剤・FL 1
人工透析液 キンダリー透析剤AF3号 1
人工透析液 キンダリー透析剤AF3P号 1
人工透析液 キンダリー透析剤AF3号 1
トブラマイシン トブラシン注小児用10mg 1
トブラマイシン トブラシン注60mg 1
トブラマイシン トブラシン注90mg 1
イセパマイシン硫酸塩 エクサシン注射液200 2
イセパマイシン硫酸塩 エクサシン注射液400 2
セフジトレン ピボキシル セフジトレンピボキシル小児用細粒10%「CH」 3
セフジトレン ピボキシル メイアクトMS小児用細粒10% 2
セフジトレン ピボキシル セフジトレンピボキシル小児用細粒10%「OK」 3
セフジトレン ピボキシル メイアクトMS錠100mg 2
セフジトレン ピボキシル セフジトレンピボキシル錠100mg「CH」 3
フルシトシン アンコチル錠500mg 1
ミコナゾール フロリードF注200mg 1
フィブリノゲン加第ⅩⅢ因子 ベリプラストP コンビセット 組織接着用 1
フィブリノゲン加第ⅩⅢ因子 ベリプラストP コンビセット 組織接着用 1
フィブリノゲン加第ⅩⅢ因子 ベリプラストP コンビセット 組織接着用 1
フィブリノゲン加第ⅩⅢ因子 ベリプラストP コンビセット 組織接着用 1
オフロキサシン オフロキサシン点眼液0.3%「JG」 統一名収載品
オフロキサシン オフロキサシン点眼液0.3%「サワイ」 統一名収載品
ノルフロキサシン ノルフロキサシン点眼液0.3%「日新」 統一名収載品
ノルフロキサシン ノルフロキサシン点眼液0.3%「わかもと」 統一名収載品
ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム・フラジオマイシン硫酸塩 ベルベゾロンF点眼・点鼻液 統一名収載品
セネガシロップ セネガシロップ「東海」 統一名収載品
セネガシロップ セネガシロップ(山善) 統一名収載品
セネガシロップ セネガシロップ「ニッコー」 統一名収載品
乳酸 乳酸(小堺) 統一名収載品
複方ヨード・グリセリン 複方ヨード・グリセリン(小堺) 統一名収載品
クロラムフェニコール クロラムフェニコール腟錠100mg「F」 統一名収載品
イソプロパノール イソプロパノール50%液 統一名収載品
イソプロパノール イソプロパノール70%液 統一名収載品
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタマイシン硫酸塩1mg軟膏 統一名収載品
ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩 デルモゾールG軟膏 統一名収載品
ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩 ベトノバールG軟膏0.12% 統一名収載品
マルトース水和物 マルトース10%500mL注射液 統一名収載品
マルトース水和物 マルトース10%200mL注射液 統一名収載品
マルトース水和物 マルトース10%200mL注射液 統一名収載品
キシリトール キシリトール注20%「NP」 統一名収載品
乳酸リンゲル ハルトマン輸液「NP」 統一名収載品
ブドウ糖加酢酸リンゲル ブドウ糖加酢酸リンゲル500mL液 統一名収載品
ブドウ糖加酢酸リンゲル ブドウ糖加酢酸リンゲル250mL液 統一名収載品
クリンダマイシンリン酸エステル クリンダマイシンリン酸エステル注射液300mg「NP」 統一名収載品
クリンダマイシンリン酸エステル クリンダマイシンリン酸エステル注射液600mg「NP」 統一名収載品
アミカシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩注100mg「NP」 統一名収載品
アミカシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩注射液100mg「F」 統一名収載品
アミカシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩注200mg「NP」 統一名収載品
アミカシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩注射液200mg「F」 統一名収載品
イセパマイシン硫酸塩 イセパマイシン硫酸塩200mg2mL注射液 統一名収載品
イセパマイシン硫酸塩 イセパマイシン硫酸塩400mg2mL注射液 統一名収載品
セファクロル セファクロルカプセル250mg「日医工」 統一名収載品
セフジニル セフジニルカプセル50mg「日医工」 統一名収載品
セフジニル セフジニルカプセル50mg「JG」 統一名収載品
セフジニル セフジニルカプセル100mg「日医工」 統一名収載品
セフジニル セフジニルカプセル100mg「JG」 統一名収載品
セフジトレン ピボキシル セフジトレン ピボキシル100mg細粒 統一名収載品
セフジトレン ピボキシル セフジトレン ピボキシル100mg錠 統一名収載品
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタマイシン硫酸塩注射液10mg「F」 統一名収載品
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタマイシン硫酸塩注射液40mg「F」 統一名収載品
ゲンタマイシン硫酸塩 ゲンタマイシン硫酸塩注射液60mg「F」 統一名収載品
ホスホマイシンカルシウム水和物 ホスホマイシンカルシウムカプセル250mg「日医工」 統一名収載品
ホスホマイシンカルシウム水和物 ホスホマイシンカルシウムカプセル500mg「日医工」 統一名収載品
ホスホマイシンカルシウム水和物 ホスホマイシンカルシウムドライシロップ40%「日医工」 統一名収載品
アムホテリシンB アムホテリシンB100mg錠 統一名収載品
エタンブトール塩酸塩 エサンブトール錠125mg 統一名収載品
エタンブトール塩酸塩 エサンブトール錠250mg 統一名収載品
オフロキサシン オフロキサシン錠100mg「サワイ」 統一名収載品
オフロキサシン オフロキサシン錠100mg「JG」 統一名収載品
ガンシクロビル ガンシクロビル500mg静注用 統一名収載品
白色ワセリン 白色ワセリン(三恵) 統一名収載品
単軟膏 単軟膏(東豊) 統一名収載品
単軟膏 単軟膏「ヨシダ」 統一名収載品
マクロゴール マクロゴール軟膏(日興製薬) 統一名収載品
マクロゴール ソルバノン 統一名収載品
マクロゴール ソルベース 統一名収載品
マクロゴール マクロゴール軟膏「ヨシダ」 統一名収載品
白糖 白糖「ヨシダ」 統一名収載品
酒石酸 酒石酸「コザカイ・M」 統一名収載品
酒石酸 酒石酸「ニッコー」 統一名収載品
安息香酸ナトリウム 安息香酸ナトリウム(小堺) 統一名収載品
ジヒドロコデインリン酸塩 ジヒドロコデインリン酸塩散10%「第一三共」 統一名収載品


2020年4月に基礎的医薬品の対象から外れる品目

基礎的医薬品の
今回の改定で、
2020年4月から基礎的医薬品の対象だったものから外れるものもあります。


  • エコリシン眼軟膏
  • チノカプセル125
  • エチコール(ニワトリ印消毒用アルコール)
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:100
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アカマツ花粉1:10,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アスペルギルス1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」アルテルナリア1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:10,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:100,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」カンジダ1:1,000,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」キヌ1:10
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」クラドスポリウム1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ソバ粉1:10
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ソバ粉1:100
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:100
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ブタクサ花粉1:10,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ペニシリウム1:1,000
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」ホウレン草花粉1:100
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:10
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:100
  • 治療用アレルゲンエキス皮下注「トリイ」綿1:1,000
  • 治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉200JAU/mL
  • 治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉2,000JAU/mL
  • アザクタム注射用0.5g
  • アザクタム注射用1g





参考:
バクシダール錠やケフラールカプセルから後発医薬品へ変更調剤できなくなった?(平成28年診療報酬改定)

平成28年度診療報酬改定説明会(平成28年3月4日開催)資料等について 平成28年度診療報酬改定説明(薬価)

経済財政運営と改革の基本方針2015 ~経済再生なくして財政健全化なし~(2015年6月30日)

基礎的医薬品について[中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第110回) 議事次第(2015年11月4日)]