カリメート経口液は粘性、とろみの付いた薬剤です。
添加物にキサンタンガム、ローカストビーンガム、メチルセルロース、還元麦芽糖水アメなど増粘多糖類を含んでいるためですね。
そのままチューブに流し込むと詰まる恐れがあります。
水には溶けませんが、懸濁させて粘性を落とせば投与は可能です。
目安:
1包あたり10~15mlの水に懸濁させて素早く投与します。
12Fr(4.0mm)チューブは通過したという試験データはあるそうです。
ちなみにカリメート散は経管投与には適しません。水に溶けず、懸濁しても分散性が悪く30秒後にはほぼ完全に沈殿が生じてしまいます。
ドライシロップは水に溶けませんが分散性が改善されているため懸濁投与は可能です。
医療薬学,39(1) 33―38 (2013)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs/39/1/39_33/_pdf