『E・P・ホルモンデポー筋注』が販売中止となるようです。
販売中止予定のご案内(あすか製薬)
http://www.aska-pharma.co.jp/iryouiyaku/upload/save_file/info_stop_hormon_7prod_201705.pdf
【販売中⽌予定時期】 2018 年1⽉
『E・P・ホルモンデポー筋注』は1962 年に帝国臓器製薬(現あすか製薬)から発売された持続性黄体・卵胞ホルモン混合製剤です。
持続性黄体ホルモンのヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステルと持続性卵胞ホルモンのエストラジオールプロピオン酸エステルを含有し、1 回の注射で 1 週間にわたって効果が持続する製剤です。
効能・効果は
- 無⽉経
- 機能性⼦宮出⾎
です。
不妊治療における黄体維持にも使われたりしています。
無月経に使用できる唯一の黄体・卵胞ホルモン混合注射剤だけに残念です。
ちなみに『E・P・ホルモンデポー筋注』のEはエストロゲン(卵胞ホルモン)のこと、そして、Pはプロゲステロン(黄体ホルモン)のことです。
E・P・ホルモンデポーの代替品
【無月経】を効能効果に持つ黄体・卵胞ホルモン配合剤は以下のとおりです。
すべて内服剤です。
ルテジオン
クロルマジノン酢酸エステル2mgソフィアA
メストラノール0.05mg
ノルエチステロン1mg
メストラノール0.05mg
ソフィアC
ノルエチステロン2mg
メストラノール0.1mg
【機能性⼦宮出⾎】を効能効果に持つ黄体・卵胞ホルモン配合剤は以下のとおりです。
注射:
ルテスデポー
ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル
エストラジオール安息香酸エステル
内服:
ルテジオン
クロルマジノン酢酸エステル2mgソフィアA
メストラノール0.05mg
ノルエチステロン1mgソフィアC
メストラノール0.05mg
ノルエチステロン2mgプラノバール
メストラノール0.1mg
ノルゲストレル0.5mg
エチニルエストラジオール0.05mg