「牛乳アレルギーでもビオフェルミンを飲んで大丈夫なのか」よくある問い合わせです。
結論から言うと
牛乳アレルギーの方でもビオフェルミンは服用いただけます。
このような問いが生まれる理由には2つの誤解があると思います。
1つ目の誤解は、「乳」とつくものすべて牛乳アレルギーでは摂取してはいけないという誤解です。
牛乳アレルギーは、牛乳に含まれる『タンパク質』がアレルゲンとなる食物アレルギーです。牛乳由来のタンパク質を含んでいないものであれば、口にしても問題ありません。ビオフェルミンは乳酸菌を成分とする薬剤ですが、乳酸菌には「乳」とありますが牛乳由来のタンパク質は含んでいません。
2つ目は、乳酸菌製剤の中には牛乳アレルギーの人には投与できないものがあり、「すべての乳酸菌製剤」が牛乳アレルギーに投与禁忌であるという誤解です。
以下の4つの乳酸菌製剤は牛乳アレルギーの方には投与できません。
原料である乳酸菌の培養に牛乳タンパクを含む脱脂粉乳が使われているからです。
- エンテロノン-R 散
- コレポリーR 散 10%
- 耐性乳酸菌散 10%「JG」
- ラックビーR 散
しかし、以下の乳酸菌製剤の菌の培養には脱脂粉乳を使用していません。
- ビオフェルミン
- ビオスリー
- ミヤBM
- レベニン
これらは、牛乳アレルギー患者さんにも投与可能です。
参考:
牛乳アレルギーの人に投与してはいけない薬、慎重に投与されなければならない薬