腕に予めセンサーを挿入しておき、いつどこでも読取機をかざすだけで、血糖値が測定可能な血糖測定器、それがFreeStyleリブレ(アボット社)です。
FreeStyleリブレには医療機関専用の『Freestyleリブレpro』と患者向けの『Freestyle リブレ』が用意されています。
※Freestyle Libreは2017年春以降発売予定。
ここでは
医療機関専用の『Freestyleリブレpro』についてご紹介します。
(2016年12月1日発売)
患者向けの『Freestyle リブレ』はこちら
血糖自己測定には血糖自己測定SMBG(Self-monitoring of blood glucose)や皮下に埋め込んだセンサ―を利用して1日数回のSMBG値で補正をしながら持続血糖モニタリングを行うCGM(Continuous glucose monitoring)がありますが、この『Freestyleリブレpro』はFGM(Flash glucose monitoring)と言うそうです。
ただし、これはメーカーが一方的にプロモーションしているだけでまだ一般的な言葉ではありません。今後広まっていくでしょう。
『Freestyleリブレpro』とは患者さんの隠された血糖パターンを見出すことを可能にする新しい血糖測定器です。
簡単に言えば、キャリブレーション不要のCGM装置です。
簡単な操作で、詳細な血糖値モニタリングデータを収集できます。
腕に装着したセンサーを読取機ですばやくスキャンするだけで、血糖値の自動測定、記録、保存が可能です。
センサーは小型で使い捨て。測定器の調整は不要で、最長14日間継続して使用することが可能です。センサー装着に痛みはほとんどありません。
日中と夜間に起こる、高血糖や低血糖などの血糖変動パターンを明らかにします。
『Freestyleリブレpro』は従来のCGM(持続血糖モニタリングシステム)とは異なり一台の読取機で複数のセンサーの起動、測定が可能です。
Freestyleリブレproセンサーは小型で、簡単に装着することができます。
指先穿刺によるキャリブレーションは必要ありません。
また、トランスミッターやレコーダーも必要ありません。
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『Freestyleリブレpro』システムは医療機関で簡単に価に導入することができます。
上腕後部にフリースタイルリブレProセンサーを貼り付け、起動します。
患者さんはセンサー装着中、何も行う必要はありません。
(但し、インスリン使用のための血糖測定は継続して行う必要があります)
センサーを読取機でスキャンし、血糖値の測定結果を読み取ります。(読み取り時間5秒)
読取機をパソコンに接続し、『Freestyleリブレpro』ソフトウェアでレポートを作成します。
『Freestyleリブレpro』はセンサー装着、データ読み取りなどの作業が簡単で、測定結果のレポートも客観的に解析することができます。
最長14日間の記録を、使いやすいレポート上で見ることができるので低血糖、高血糖などの血糖変動パターンを容易に把握できます。
既存のCGMより安い
既存のCGMは1台数十万もするような機械を用意しなければなりませんでした。
『Freestyleリブレpro』は非常に安価なのが特徴です。
読取機の希望小売価格は¥7089(税抜)です。
しかも、1台で複数人のデータ読み取りが可能です。
センサーは1個¥6380(税抜)です。1個で2週間分です。
1ヶ月約13000円です。
販売名:FreeStyle リブレ Pro(センサー)
製品名:FreeStyle リブレ Pro(センサー)
承認番号:22800BZX00227000
認証番号:4987439084237
メーカー:アボットジャパン株式会社
機能区分: 158 皮下グルコース測定用電極(2)疼痛軽減・針刺し事故防止機構付加型
償還価格:¥6,380(2016年時点)