点眼薬は局所に作用する薬剤なので、併用禁忌となる薬剤はないと考えがちですが、一部の薬剤では併用禁忌となっているものがあります。
特にパーキンソン病の患者さんへの投薬時には十分注意をしましょう。
アイオピジンUD点眼液1% (アプラクロニジン塩酸塩点眼液)
ナシビン点鼻・点眼液0.05%(オキシメタゾリン塩酸塩液)
プリビナ点眼液0.5mg/mL(ナファゾリン硝酸塩点眼液)
【併用禁忌】
MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩:エフピーOD錠)
急激な血圧上昇が起こるおそれがあります。
直接的な血管収縮作用を有するため、ノルアドレナリンの代謝を抑制するMAO阻害剤との併用により、過度の血管収縮を起こすことが考えられます。
MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩:エフピーOD錠)
急激な血圧上昇が起こるおそれがあります。
直接的な血管収縮作用を有するため、ノルアドレナリンの代謝を抑制するMAO阻害剤との併用により、過度の血管収縮を起こすことが考えられます。
ウブレチド点眼液0.5%・1%(ジスチグミン臭化物製剤)
【併用禁忌】
脱分極性筋弛緩剤
(スキサメトニウム塩化物水和物:スキサメトニウム注「AS」・レラキシン注)
脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するおそれがあります。
脱分極性筋弛緩剤はコリンエステラーゼにより代謝されるため、代謝が阻害されることが考えられます。またジスチグミンの直接ニコチン様作用には脱分極性筋弛緩作用があります。
脱分極性筋弛緩剤
(スキサメトニウム塩化物水和物:スキサメトニウム注「AS」・レラキシン注)
脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するおそれがあります。
脱分極性筋弛緩剤はコリンエステラーゼにより代謝されるため、代謝が阻害されることが考えられます。またジスチグミンの直接ニコチン様作用には脱分極性筋弛緩作用があります。