凍傷膏(丸石製薬)が販売中止になるようです
凍傷膏は痛みやかゆみ、しもやけなどに使用される医療用の塗り薬です。d-カンフルとハッカ油を3%含んでいます。
1949年に販売が開始されたロングセラー商品ですが、惜しまれつつ販売終了となるようです。
特にご高齢の方には、根強いファンがおられて、冬にはこれがないとダメという方もいらっしゃいます。
販売中止は仕方ないので、なにか代わりになるものを見つけてみたいと思います。
院内製剤として調整する
レシピは以下のとおり
基剤の割合の調整で、お好みの使用感を作り出せます。
日局 d-カンフル 3g
日局 ハッカ油 3g
日局 流動パラフィン 適量
日局 豚脂 適量
日局 白色ワセリン適量
全量100gに調製します。
少量作るにはコストが掛かり過ぎるかもしれません、さらに豚脂とか手に入るのかよくわからないので却下。
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全く同じ成分、同じ添加物というものはありませんでした。
類似薬として、タイガーバームがあります。
タイガーバームはd-カンフルを中心に、ハッカ油、ユーカリ油、L-メントール、チョウジ油が皮膚から患部に浸透し、血行循環を良くし、筋肉 の疲れ、痛み、こりに優れた効果を発揮します。
しかし、通常のタイガーバームには「しもやけ」の効能効果はありません。
「しもやけ」に使いたならば、タイガーバームのスティックタイプが該当します。
タイガーバームの成分、効き目をそのままに、手を汚さず、手軽に塗れ、筋肉・関節・腰などの痛みにすぐれた効果を発揮します。
凍傷膏とタイガーバームの違い
タイガーバームには凍傷膏にはないユーカリ油、L-メントール、チョウジ油が含まれています。
タイガーバームは100g中d-カンフルを24.9g、ハッカ油15.9gを含んでいて、凍傷膏の6~7倍です。ハッカの匂いや清涼感も強そうですね。