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2014年8月3日日曜日

タダラフィル(ザルティア)と5α還元酵素阻害薬との併用





海外では、

フィナステリド単独投与と比べて

タダラフィルを併用することにより

国際前立腺症状スコアや国際勃起機能スコアが有意に

改善したことが報告されています。



Casabé A,et al(2014)Efficacy and safety of the coadministration of tadalafil once daily with finasteride for 6 months in men with lower urinary tract symptoms and prostatic enlargement secondary to benign prostatic hyperplasia.J Urol.;191(3):727-33.


一般に前立腺容積が大きな症例では

α1遮断薬やタダラフィル単独では効果が劣る可能性が考えられます。

アボルブなどの5α還元酵素阻害薬の適応となるような

30cc以上の大きさの前立腺肥大のある下部尿路症状に対して

5α還元酵素阻害薬とタダラフィルの併用療法も選択肢の一つになるやもしれません。



タダラフィルは若い人により効果がある

若いといっても50歳代から70歳代のひとです。

ホスホジエステラーゼ5阻害薬は

比較的若い患者さんに効果を発揮しやすいとの報告がされています。

Gacci M,et al(2012)A systematic review and meta-analysis on the use of phosphodiesterase 5 inhibitors alone or in combination with α-blockers for lower urinary tract symptoms due to benign prostatic hyperplasia.Eur Urol.;61(5):994-1003.