2014年7月10日木曜日

フェントステープの使い方



フェントステープは
1日1回張替え型のフェンタニルクエン酸塩経皮吸収製剤で、中等度から高度の慢性疼痛および、がん性疼痛治療に使用します。

フェントステープは、他のオピオイド製剤から切り替えて使用します。

初回貼付用量は、換算表に基いて切替前に使用していたオピオイド製剤の用量から過量投与にならないように適切な用量を選択します。初回貼付後少なくとも2日間は増量を行ってはいけません。


他のオピオイド鎮痛剤からフェントスに初めて切り替える場合、フェンタニルの血中濃度が徐々に上昇するため、鎮痛効果が得られるまでに時間を要します。



切り替え方は以下のとおりです。

■1日1回徐放性製剤(オキシコンチン、カディアンなど)から切替
徐放性製剤投与12時間後にフェントスを貼ります。

■1日2回徐放性製剤(MSコンチン、タペンタなど)から切替
徐放性製剤投与と同時にフェントスを貼ります。

■1日4~6回速効製剤(オプソ、オキノーム、アンペックなど)から切替
速効製剤投与と同時にフェントスを貼り、4~6時間後に速効製剤を投与します。

■持続点滴から切替
フェントスを貼付して6時間まで持続点滴を行います。