一人で多くの疾患を併せ持っている
高血圧の患者さんでは糖尿病や慢性腎臓病をいっしょに患っていたり、
あるいは腰痛や膝関節症、骨粗鬆症を併せ持っている場合が多いです。
合併している疾患についても十分に把握しておく必要があります。
重症化しやすい
高齢者は体質が脆くなっています。
脱水、かぜ、などちょっとしたことで腎障害や心臓疾患などの
持病が悪化しやすく、命を落としかねません。
服薬の自己管理が難しくなる
物忘れや多くなり、薬を飲んだかどうか把握出来にくくなります。
薬物管理においても家族やヘルパーさんの介助が必要になります。
生活機能が衰える
歩行、排尿、排便などの生活機能が急速に衰えます。
疾患において典型的な症状ばかりではありません
病気の症状が、一般的なものから逸脱している場合があります。
そのため、お医者さんもしばしば病気を見逃すことがあります。
例えば、心筋梗塞では一般に胸の痛みを訴えて受診しますが、
高齢者では腹痛や食欲不振で病院を受診される場合があります。
複数の医療機関を受診しています
複数の医療機関を受診しています。
そして、そこで多くの薬を処方されています。
そのため、様々な施設からの処方薬をきちんと把握しておく必要があります。
腎臓や肝臓の機能低下
腎機能、肝機能が低下していきます。
副作用が生じやすく、また、消えにくいです。
医療に対する考え方も多種多様
薬を指示通り服薬している人もいれば、
しばしば飲み忘れる人もいます。
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