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2014年4月29日火曜日

アブストラルを使ってみて感想




■アブストラル舌下錠 使い方の注意 
http://yakuza-14.blogspot.jp/2014/04/blog-post_82.html

アブストラルを実際に使用している患者さんに感想を聞いてみました。


※患者さん個人の感想です。効果等を宣伝、誇張するものではありません。

・すぐ溶ける 
・早く溶けるので便利 
・1分くらいで溶ける。3分あれば完全になくなる。 
・舌の中に入れるのはちょっと大変。 
・どんどん溶けていく感じがする。 

・甘みがあっていい 
・オプソより味に癖がない 

・効いた感がある 
・痛みがスーッと無くなる感じ 

・出かけるときも安心して使用できる。 

・オプソより眠気がない気がする。 
・就寝前はオプソのほうがよく眠れる。 
・歯がないので舌の中にとどめておくのが難しい。 
・指が湿っていると、指に薬がくっつくのでうまく舌に入れられない。


アブストラルが向いているのは、


以下の理由から従来のレスキュー製剤の使用が困難な症例
 ・腎機能障害、肝機能障害を有する患者さん 
 ・便秘、悪心、病状の進行に伴う腸閉塞の危惧を有する患者さん 
 ・副作用が強く使用が困難な患者さん

嚥下困難などで経口摂取ができない患者さん

早い鎮痛を希望する患者さん



アブストラルでこれだけは注意したいこと


患者選択

  オピオイドを使用したことの無い患者さんや非がん性の急性疼痛・術後痛患者さんなどには使用しないこと。使用の必須条件は、強オピオイドを定時投与していること。

1回投与量

  上限があります。1回の最大投与量は800μg(200μg×4)です。これ以上は処方しないこと。

使用回数と間隔

  使用回数に制限があります。レスキューとして1日4回までの突出痛にしようできます。使用間隔は2時間あけること。

製剤の代用

  フェンタニルのバッカル錠であるイーフェン錠とアブストラルを相互に代用することはできません。製剤を切り替える場合は改めて最初からタイトレーションを行う必要があります。

副作用

  COPD、重症筋無力症、高齢、悪液質など呼吸抑制の素因なある症例は特に注意します。



アブストラルとオキノーム、オプソの違い