この厚生労働省のページの下のほうに「各先発医薬品の後発医薬品の有無に関する情報」が掲載されています。
1:後発医薬品がない先発医薬品(後発医薬品の上市前の先発医薬品等)、
2:後発医薬品がある先発医薬品
(先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない場合等を含む)
3:後発医薬品
(先発医薬品と同額又は薬価が高いものについては、「★」印を付しています。)
として分類しています。
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ここで、疑問が生じました。分類2の「先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない」先発医薬品には何があるのでしょう。調べてみました。
例を挙げると
リピディル錠やコロネル錠剤が該当します。
フェノフィブラートの錠剤は先発品にしかありません。
後発品がある剤形はカプセル剤のみです。
ポリカルボフィルCaの錠剤も先発品にしかない剤形です。
後発品は細粒のみです。
置き換え率の計算式の分母には分類2と3の数量の合計が該当します。
分子には分類3の数量が該当します。
置き換え率を増やすには分類2を減らして分類3に該当する商品を増やせばいいのです。
ですが、リピディル錠やコロネル錠剤のような商品は簡単に後発品に変えられないので、注意が必要です。あと0.1%をこういった商品で泣かされるのはなんともいいがたいものがあります。
厚生労働省には、「先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない」先発医薬品は分母から除くようにしてもらいたいですね。
【「先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない」先発医薬品】(内服)一覧
セレナール散10%
セレナール錠5
セレナール錠10
メイラックス細粒1%
セレニカR錠400mg
ポンタールシロップ3.25%
フロベン顆粒8%
リーゼ顆粒10%
クロフェクトン錠10mg
クロフェクトン錠25mg
クロフェクトン錠50mg
パキシルCR錠12.5mg
パキシルCR錠25mg
アリセプトドライシロップ1%
ムスカルム顆粒100mg/g
セスデン細粒6%
セファドール顆粒10%
カルグート細粒5%
ミケラン細粒1%
イソバイドシロップ70%分包20mL
イソバイドシロップ70%分包23mL
アテレック錠20
ロコルナール細粒10%
セパミット-R細粒2%
リピディル錠53.3mg
トライコア錠53.3mg
リピディル錠80mg
トライコア錠80mg
シンレスタール細粒50%
ロレルコ細粒50%
ケイキサレートドライシロップ76%
サアミオン散1%
カルタン細粒83%
テオドールシロップ2%
ブリカニールシロップ0.5mg/mL
ベネトリンシロップ0.04%
イノリン散1%
メプチン顆粒0.01%
メプチンドライシロップ0.005%
スピロペント顆粒0.002%
アルタット細粒20%
カイトリル細粒0.4%
カイトリル錠1mg
カイトリル錠2mg
ナウゼリン細粒1%
コロネル錠500mg
ポリフル錠500mg
ブラダロン顆粒20%
バップフォー細粒2%
アルファロール散1μg/g
アルファロール内用液0.5μg/mL
ワンアルファ内用液0.5μg/mL
リーバクト配合経口ゼリー
プレタール散20%
アンプラーグ細粒10%
ラクツロース末・P
モニラック原末
ラクツロース・シロップ60%「コーワ」
サンディミュンカプセル25mg
サンディミュンカプセル50mg
サンディミュン内用液10%
ネオーラル内用液10%
プログラフ顆粒0.2mg
プログラフ顆粒1mg
ボナロン経口ゼリー35mg
フトラフール腸溶顆粒50%
ティーエスワン配合顆粒T20
ティーエスワン配合顆粒T25
ゼスラン小児用細粒0.6%
ニポラジン小児用細粒0.6%
ゼスラン小児用シロップ0.03%
ニポラジン小児用シロップ0.03%
タベジール散0.1%
タベジール散1%
アレロック顆粒0.5%
L-ケフレックス小児用顆粒
セフスパンカプセル50mg
セフスパンカプセル100mg
トミロン錠50
トミロン錠100
ホスミシンドライシロップ200
ジフルカンドライシロップ350mg
ジフルカンドライシロップ1400mg
カディアンスティック粒30mg
カディアンスティック粒60mg
カディアンスティック粒120mg
ピーガード錠20mg
ピーガード錠30mg
ピーガード錠60mg
ピーガード錠120mg
カディアンカプセル20mg
カディアンカプセル30mg
カディアンカプセル60mg