2014年4月24日木曜日

ルセオグリフロジン(ルセフィ)の特徴

ルセオグリフロジンについてのメーカープロモーション内容です。
勉強会をまとめてみました。

ルセフィ錠の名前の由来
ルセオグリフロジンはラテン語の「光り輝く」を意味するLuceoに由来しています。ルセフィはuseogliflozin + Fine =Lusefi だそうです。

作用機序
他のSGLT2阻害薬と同様です。腎臓でグルコースの再吸収を担う輸送隊のSGLT2を選択的に阻害し、過剰なグルコースをおしっこに排泄することで血糖を低下させます。

SGLT2選択性
ルセオグリフロジンのSGLT2選択性はSGLT1比1600倍という報告があります。

【参考】
デベルザ/アプルウェイのSGLT2選択性はSGLT1の2900倍


外観に特徴
ルセフィ錠は錠剤に「ルセフィ」と刻印されています。薬剤識別に便利です。誤飲防止にもつながります。
錠剤の大きさが小さめで飲みやすいです(直径7.1mm 厚さ3.2mm)

保存方法
ルセフィ錠は遮光保存です。分包する時には光に注意しましょう。

肝障害に関して
添付文書の慎重投与に「肝障害のある患者」の記載がありません。



最後の肝障害に関してはMRは、安心して使えますと言っていましたが、安全とは言いがたいでしょう。考えれば分かることです。

肝障害の患者へ投与は、記載がありませんが重度の肝障害を起こしている肝臓では糖新生の能力が低下していることが予想されます。その状態では服用した場合低血糖を起こすリスクが高まりますので、他のSGLT2阻害薬同様に注意が必要と考えられます。



【関連情報】
ルセフィ錠の粉砕可否