こういう状態の人の多くは喉の違和感を訴えることが多いです。昔の中国の人は気の巡りが悪い状態を「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」 炙った肉が喉にいると表現しています。日本でも「梅核気(梅核気)」と呼び梅の種が喉につかえるというイメージを表現しました。
現代病名では神経性食道狭窄のことです。
これらの状態では半夏厚朴湯が効くことがあります。
他にも、香蘇散や加味逍遥散、柴朴湯が有効なことがあります。
香蘇散の構成生薬の香附子や蘇葉(シソの葉)は気を晴らす生薬として使用されています。半夏厚朴湯にも蘇葉が含まれています。