アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症は認知症のうち1番目と2番目に頻度の高い疾患です。
【レビー小体型認知症】
診断基準では、進行性の認知機能障害を必須症状とし、認知機能の動揺、幻視、パー既存にズムを中核症状としています。
3つの中核症状のうち、幻視はレビー小体型認知症の代名詞ともいうべき特徴的な症状です。
3つの中核症状のうち、幻視はレビー小体型認知症の代名詞ともいうべき特徴的な症状です。
日本神経病理学会
幻視とはあるはずのないものがそこにあるものとして見えてしまう現象です。
レビー小体型認知症の幻視は診断基準では「現実的で詳細な内容で、繰り返し現れる幻視」と記載されています。
例えば、人物や動物が家の中に入ってくるというものです。
レビー小体型認知症の幻視は診断基準では「現実的で詳細な内容で、繰り返し現れる幻視」と記載されています。
例えば、人物や動物が家の中に入ってくるというものです。
「のっぺらぼうの子どもが部屋に座っている」
「箱に小人が何人も入っている」
「ベッドの下にクマがいる」
幻視は少し目を離すと消えることが多く、患者さんは不安になったりすることもあるようですが、逆に楽しい、無関心という場合もあります。
これらの幻視から被害妄想に発展することもあるそうです。
これらの幻視から被害妄想に発展することもあるそうです。
幻視と似た症状に錯視や実体的意識性とよばれるものがあります。
錯視は、木が人が立っているようにみえるといもの。
実体的意識性とは(見えていないが)横に人がいる気がするというもの。
幻聴が見られることもあるようですが頻度は少ないみたいです。
患者さんは幻視の存在を家族に訴えるけれども、幻覚を自覚していることもあります。
後で、詳細に幻視の内容を医師や家族に話すことができるのも特徴です。
ただし、認知症の症状が進行してくると表現力が低下するため、幻視の訴えが目立たなくなります。
錯視は、木が人が立っているようにみえるといもの。
実体的意識性とは(見えていないが)横に人がいる気がするというもの。
幻聴が見られることもあるようですが頻度は少ないみたいです。
患者さんは幻視の存在を家族に訴えるけれども、幻覚を自覚していることもあります。
後で、詳細に幻視の内容を医師や家族に話すことができるのも特徴です。
ただし、認知症の症状が進行してくると表現力が低下するため、幻視の訴えが目立たなくなります。
【アルツハイマー型認知症】
幻視はまずみられることはありません。
幻聴、幻臭などの幻覚が被害妄想を伴って見られることがあります。
意識が朦朧とした時に、幻視が見られることがあるとあるらしいですが、レビー小体型認知症のそれとは違い後になって覚えておらず、後で詳細を話すことはできません。
「(亡くなった)夫はどこに行ったのか?」「お父さんがたくさんいる」など訴えることがありますが、これは過去と現在の記憶の混同によるもので幻視とは違います。
幻聴、幻臭などの幻覚が被害妄想を伴って見られることがあります。
意識が朦朧とした時に、幻視が見られることがあるとあるらしいですが、レビー小体型認知症のそれとは違い後になって覚えておらず、後で詳細を話すことはできません。
「(亡くなった)夫はどこに行ったのか?」「お父さんがたくさんいる」など訴えることがありますが、これは過去と現在の記憶の混同によるもので幻視とは違います。
アルツハイマー型認知症と診断されている患者さんで、明らかな幻視がある場合は、レビー小体型認知症を疑ったほうがいいかもしれません。
(追記)
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