VPDという言葉を知っていますか?
毎年、世界では約一億人の子どもが誕生しています。
その70%は必要な予防接種を受け、約200万人が、
破傷風、百日咳、麻しんなどの病気によってなくなるのを防いでいます。
その70%は必要な予防接種を受け、約200万人が、
破傷風、百日咳、麻しんなどの病気によってなくなるのを防いでいます。
しかし、その一方で世界の5歳未満の子どものうち、
毎年250万人がワクチンで予防できる病気で亡くなっているというデータも有ります。
毎年250万人がワクチンで予防できる病気で亡くなっているというデータも有ります。
最近では、
日本でも「VPD(vaccine preventable diseases)」という言葉がきかれるようになってきました。
つまり、ワクチンの接種を受けることで避けられる病気が注目され、
新しいワクチンが使用されるようになっています。
日本でも「VPD(vaccine preventable diseases)」という言葉がきかれるようになってきました。
つまり、ワクチンの接種を受けることで避けられる病気が注目され、
新しいワクチンが使用されるようになっています。
1948年に予防接種法が制定された当時は、
予防接種法で定められたワクチンを接種することは国民の義務とされ、
罰則付きの義務接種でした。
予防接種法で定められたワクチンを接種することは国民の義務とされ、
罰則付きの義務接種でした。
その後、ワクチン接種後の有害事象はほとんどワクチンによる副反応だと考えられました。
訴訟などの紛争を繰り返し、予防接種に対する国民の不信感が増大しました。
訴訟などの紛争を繰り返し、予防接種に対する国民の不信感が増大しました。
しかし、実はワクチンが原因ではなかったことが後になってわかったものがあります。
けれども、その不信感は払拭せず国は1976年に罰則を廃止し、
1994年には義務接種を廃止しました。
そして、接種対象者の努力規定とそれに対応した市町村等の行政による
積極的な勧奨扱いとしました。
1994年には義務接種を廃止しました。
そして、接種対象者の努力規定とそれに対応した市町村等の行政による
積極的な勧奨扱いとしました。
現在の予防接種法では「受けるよう努めなければならない」という努力義務となっています。
最終的には個人の判断で決める時点で任意接種と変わりはありません。
違いといえば金銭的負担が自治体等から補助が出る点です。
最終的には個人の判断で決める時点で任意接種と変わりはありません。
違いといえば金銭的負担が自治体等から補助が出る点です。
また、予防接種の副反応に対する世間の関心は高く、繰り返しマスコミで報道されます。
その結果、あたかもそのワクチンが危険であるかのようなイメージを持たれ、
混乱を招いています。
その結果、あたかもそのワクチンが危険であるかのようなイメージを持たれ、
混乱を招いています。
お子さんをお持ちのお母さんへ
●ワクチンで防ぐことができる病気があります。ワクチンの存在を両親や家族が知らなかったために、ワクチンを接種されず、病気にかかってしまい命を落としたり思い後遺障害が残ったりする子どもたちが、日本では後を絶ちません。
●国民一人ひとりがワクチンの効果と副半のをよく知った上で、ワクチン接種に積極的になれるように理解する必要があります。
●定期接種は市町村などが費用を負担し無料(一部負担がある場合あり)で受けられます。任意接種は接種費用を全額自己負担しなければなりません。そのため、任意接種は「受けなくてもいい」という考になりがちですが、それは危険な思い込みです。
●乳幼児期に接種するワクチンのうち、定期接種は母子手帳に書かれています。任意接種は行政からは十分に情報提供がなされないことも多いです。しかし、受け身にならず子どもを守るために自分から調べることも必要です。小児科の先生に尋ねたり、「VPDを知って、子どもをまもろう会」のホームページで調べましょう。
http://www.know-vpd.jp/index.php