ラニラピッド0.1mg 1錠とジゴキシン錠0.25mg 0.7錠が同等と考えられています。
すなわち、メチルジゴキシン0.1mgとジゴシン0.175mgが同等と考えられています。
(文献によっては、メチルジゴキシン0.15mgとジゴキシン0.25mgが同等というデータも有ります)
ジゴキシン錠(ジゴシン)とラニラピッド錠(メチルジゴキシン)のちがい
ジゴキシンは心不全の治療薬として高く評価されている薬です。
ジゴキシンは適度な排泄速度をもっているため薬理効果の持続時間が適切であるという長所をもっています。
しかし、腸管からの吸収が悪いので患者間で吸収率にばらつきがあるのが欠点とされてきました。
このジゴキシンの欠点を克服するために、誕生したのがジゴキシンをメチル化したメチルジゴキシンです。
メチルジゴキシンはジゴキシンと比較して腸管からの吸収が極めて良好で、排泄の速度はジゴキシンと同等かまたはむしろやや速いことが確かめられています。
また、薬理学的研究でもジゴキシンと同等の薬理作用を発揮することがわかっています。
ジゴキシンの投与量
新潟薬科大学 薬物動態学研究室 |
投与モノグラムを参考に
血中濃度が0.5~0.8ng/mLでコントロールされるよう投与量を決定します。
(インタビューフォームでは治療域を0.8~2.0ng/mLとしていますが、臨床ではあまり利用していない)